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肌に直接刻み込むタトゥーには、
自分の信条や忘れたくない想いなど大切なメッセージが込められており、
ひとつとして同じタトゥーはありません。
タトゥーに用いられるモチーフにはそれぞれ象徴や意味が込められています。
このページでは代表的なタトゥーモチーフの意味をご紹介しています。
タトゥーのデザインを決めるときのご参考にどうぞ!
鳳凰は中国の神話に登場する伝説上の鳥です。
その姿をみせるのは聖徳の天子が現れる兆しと伝えられ、縁起の良い鳥とされ、美術品や建築物にその意匠が使われることが多く、また、鳳凰は神を送る役目をしていたと言われ、良い方向に人生を運ぶともされます。
尾が長く美しい姿でもあることから、タトゥーのモチーフとしても日本・海外を問わず人気です。
ツバメはアメリカントラディショナルではとてもメジャーなモチーフです。
ツバメはつがいで行動する鳥であることから、家族や友達への忠誠心や愛、希望などを象徴すると言われ、航海ではツバメの姿が見えたら港が近いサインであることから、航海の成功を表し、幸運の兆しともされます。
シルエットで入れることによってサイズの小さなワンポイントタトゥーにもできます。
さなぎから蝶へと美しく変身し、飛び立つ姿が復活の象徴とされている蝶々。
羽を持つことから、自由な精神や生命といった意味を込められることもあります。蜜を吸うために花から花へ移る姿から、「男性に頼らない」強さといった意味もあります。
デザインや色などにバリエーションがあり、優雅で美しい姿から、タトゥーのモチーフとして男女問わず人気があります。
女優のニコール・リッチーを火付け役に一般人の間で大流行したデザイン。
アクセサリー感覚のタトゥーなので、真似しやすく可愛いのが特徴です。
アンクレットには、キリスト・愛・人生・希望・自然といった意味を持つ十字架(クロス)を下げたデザインが一般的です。
インドで発祥文字で、仏教や密教とも密接な結びつきを持ち、古代サンスクリット語の基礎にもなっている文字です。
日本には仏教の伝来とともに神聖な文字として広められました。
その一字で神仏を表し、自分の生まれ年の守護尊を表した梵字を、タトゥーのデザインに取り入れることが多いです。
虎は強さの象徴であり、肉体的・物質的な強さを求める方にたいへん人気のモチーフです。
ジャパニーズスタイルからアメリカントラディショナルまで、いろんなスタイルでデザインされています。黄色と黒のコントラストのある柄が目を引くのも人気のひとつです。
また、竹林が虎にとって安息の地であることもあり、虎と竹の組み合わせも好まれます。虎の黄色と黒、竹の緑が対比されてとても美しいです。
天使は、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖典や伝承に出てくる、神の使いです。
天使は特別な力や才能を持っていると考えられており、一般的には、守護、希望、信頼、自由、強さ、無邪気さ、愛
といった意味を持つと同時に、善と悪の葛藤としても意味も持っています。
男性が天使を彫る場合は「より高い次元での自己実現」、女性の場合は「落ち着き、静けさ」といった意味合いも持つようです。
私たち生き物にとって太陽はなくてはならない存在であり、古代から太陽神としてスピリチュアルな方面からも崇められてきた太陽。すべての生命の源となる神秘的な宇宙エネルギーを象徴し、ポジティブなイメージがあります。
タトゥーのモチーフとしても、様々なスタイルで描かれて人気があります。
真っ直ぐに伸びた一本の角を持ち、白く美しい体を持つユニコーン(一角獣)は、非常に強い魔力を持つとされ、高貴や純潔を意味するモチーフとしてタトゥーに取り入れられることが多いです。
その他にも、女性らしさ、夢、平和、幸運、孤独といった象徴として彫られることもあります。
祈りを捧げる手、プレイハンズ。プレイハンド、ゴッドハンドなどと呼ばれることもあります。
最愛の人への誓い、夢や希望や目標への祈りなど、祈りを込めたタトゥーモチーフとして使われます。
プレイハンズと合わせて文字を入れるデザインも人気です。
一般的に美や愛、情熱といったものを表す薔薇の花。ポピュラーなデザインで、世界中で男女問わずに人気があります。
薔薇の花の色や本数によっても花言葉は異なっていて、花言葉に基づいてデザインを決める場合もあります。
愛や愛情、情熱をあらわすシンボルとして世界中に知られているハートマーク。心臓を模した記号ということもあり、生命の象徴といった意味も持ちます。
タトゥーでも、ワンポイントタトゥーとして入れたり、セイクレットハートと呼ばれるキリストの愛を示すモチーフを描いたり、
デザインも様々なのが特徴です。
聖母マリアはイエス・キリストの母であり、「人徳を極めた母親」といったイメージがあります。
マリアを「神の母」として崇敬しているのは主にカトリックであり、プロテスタントではマリアをあくまで人間として扱います。
母性・優しさのシンボルであり、また処女懐胎したことから、無垢・純潔の象徴としても扱われます。
人魚のイメージは16~17世紀のイングランド民話を起源とするものとされています。
神秘性が強い人魚は、タトゥーでも人気のあるデザインです。
海を愛する人たちに好まれるモチーフで、「海難事故に遭わないように」「海の女神から愛されるように」といったおまじないの意味が込められます。
蓮の花は、泥の中から生まれて綺麗な花を咲かせることから、仏教では聖性や清浄、慈悲や智慧の象徴とされます。
もとはエジプトからインド、中国、日本へと広まり、オリエンタル文化を代表する模様として、タトゥーでも人気のモチーフです。
古代インドでは、太陽や星の象徴、天と地を結ぶ存在、豊穣や美のシンボルでした。
ドクロ・スカルは死の象徴であり、一般的にはダークなイメージを持ちがちですが、
どんな人間でもいずれは骸骨になるということから、平等の象徴ともされています。
また、死を転じて生を拾うという良い意味もあります。
ジャパニーズスタイルのタトゥーのモチーフとして世界的に人気があるのが般若です。
もともと仏教では、精神的・肉体的な修行を数々行って得た「悟り」の智慧を般若と呼びますが、タトゥーでは「般若の面」のことを般若と呼びます。
嫉妬の悲しみ、恨み、怒りを極限に表現した女性の鬼の姿を表しているとされ、般若の上部分は苦しみや悲しみの表情を、
下部分は怒りの表情を表しています。
中国の故事に、「黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが、鯉のみが登り切って竜に成った」ことから、登竜門という言葉が生まれました。ここから、鯉は立身出世の象徴とされます。
また、強い生命力の象徴でもあり、古くからタトゥーの人気モチーフです。
金運を運ぶ縁起としても有名で、鯉の鱗の最後の一枚に色をわざと入れずに、生涯小判が舞い込んでくるようにという縁起を担ぐ方もいます。
百獣の王と呼ばれ向かうところ敵無しの唐獅子。
ただひとつ恐れるのが、自身の体毛の中で増殖して皮膚を突き破り肉を食らう害虫です。この害虫は牡丹の花の夜露にあたると死んでしまうことから、獅子は牡丹の下で夜を過ごします。
ここから、唐獅子と牡丹がセットで描かれ、唐獅子牡丹と呼ばれています。
龍は古くから神獣や霊獣として崇められ、出世の象徴でもあるため人気のあるモチーフです。
昇り龍は地上から天に昇る龍の姿、降り龍は天空から地上に降りようとする龍の姿で、「上求菩薩、下化衆生」という仏教の教義を意味するとされています。
この2匹の龍は一対であることから、昇り龍と降り龍をペアで彫ることも多いです。
太陽とともに人気のモチーフであり、陰陽などに表されるように、太陽と月で表裏の意味で捉えられることも多く、穏やかさなどを意味するモチーフとして使われることもあります。
満月や三日月など様々なデザインができることと、星と組み合わせてデザインできるなど、バリエーション豊かにデザインできるのも特徴です。
メキシカンスカル(カラベラ)は、発祥地のメキシコで、11月1日の死者の日という祝祭の日に飾られるものです。
花で模様をつけたりカラフルに彩ったりされるメキシカンスカルは、タトゥーとしても人気が上昇中のモチーフです。
ワンポイントタトゥーとしても人気のモチーフです。リボンには、褒賞、友愛、魔除け、卓越、歓喜といった意味を込められることがあるようです
。
また、中世のヨーロッパでは、戦場に赴く大切な人の無事を願って、盾に紐を結びました。
結び目は「∞(インフィニティ、無限)」の形をしているのも縁起をかついでいると思われます。
アメリカの雑誌プレイボーイのウサギマークに象徴されるように、性のシンボルとして使われるウサギ。また、ウサギは木々や花が芽吹く春に関連していることから、とても幸運な動物とされます。
春は繁殖の季節であり、ウサギが野を駆ける姿を見つけると幸運とされたり、庭先をウサギが横切るとその家に子どもが授かる、その年の農園がよく育つという意味があります。
ガネーシャとは象の頭を持つヒンドゥー教の神様で、叡智の象徴、商売繁盛、学問成就の意味を持ちます。インドでも最高位の神に位置づけされるほど重要な神様です。
ガネーシャが手に持つお菓子は豊かさを、大きなお腹は繁栄を象徴します。
さまざまなデザインのタトゥーがあり、神様の中でも人気のモチーフと言えます。
日本では朝に見る蜘蛛は福をもたらすとされ、吉兆の象徴とされています。
また、蜘蛛の巣は夢をつかむドリームキャッチャーとしてインディアンの幸運のお守りになっています。
肘に描く蜘蛛の巣のタトゥーはパンクスの象徴とも言われます。
孔雀は「三毒を食らう」と言われていて、毒蛇・毒虫を食べることから、インドでは古来より「人々を毒と害獣から護る神」として信仰してきました。
また孔雀の羽は豪華絢爛なこともあり、仏教や密教美術の中に多く取り入れられるモチーフです。
西洋では、オリエンタルの神秘的な鳥ということで愛されてきた鳥でもあります。
セクシーにも可愛らしくもなるキスマークはワンポイントタトゥーとしても人気のモチーフです。
ガールズタトゥーとしても人気で、胸や腰といった場所に女性らしい体のラインに沿った彫り方をするのが特徴です。
日本ではひなげしと呼ばれるポピーの花言葉は、慰め、眠り、いたわり、思いやりです。
赤・白。ピンクなど色とりどりで華奢なことから、可愛らしいデザインのタトゥーとして人気があります。
男女ともに人気のモチーフで、ワンポイントタトゥーとしても人気です。
無敵、強さ、愛、忠実、永遠、純潔といった意味が込められます。
光り輝く宝石としてアクセサリーでも人気のダイヤですが、タトゥーのデザインとしても華やかさがあって人気です。
金魚は中国で交配された観賞魚で、泳ぐ姿が涼しげで美しく人気です。
中国語での”金魚”の発音は”金余(金が余る)”の発音と似ているので、金魚はお金に余裕が出るとされて、富のシンボルになっています。
また風水では、赤色は幸運を呼ぶ色で、黒色は邪気を払う色とされていて、赤と黒の金魚を2匹描くことも縁起が良いとされています。金魚のタトゥーはこの縁起の良さと見た目の優雅さから、女性からも人気を得ています。
金魚だけでなく、花と組み合わせるデザインも雰囲気が増して良いでしょう。
麒麟は中国神話に登場する伝説の霊獣で、鳳凰、霊亀、応龍と共に”四霊”として、世の中の動物たちの長とされています。
非常に穏やかで優しい性格をしていて、生きた草ではなく枯れ草だけを食べ、足元の植物や虫をを踏むことさえ嫌うほど殺生を嫌います。角も肉に覆われていて、他を傷つけることがないようになっています。
麒麟は信義を表すとされ、麒麟の姿を目にすることができれば、その時代は安泰とされます。
たいへん縁起の良い象徴とされているので、タトゥーのモチーフとしても人気があります
太陽は私たち人間を含むすべての生き物にとってなくてはならない存在です。人間は古代から太陽を太陽神として崇め、スピリチュアルな象徴として様々なものに描いてきました。
月も太陽とともにシンボリックなものであり、この2つは対を成すものとして捉えられることも多いです。
中国の思想では太陽を陽、月を陰としています。また仏教では、それぞれ太陽と月を表す日光菩薩と月光菩薩が薬師如来の左右に安置されています。
タトゥーでも太陽と月を対比させたデザインはたいへん人気です。
その威厳に溢れる勇ましい姿が鳥の中でも人気な、鳥の王者・イーグル。イーグルは北アメリカの先住民のインディアンの間では、天国の使者と考えられていました。
また、イーグルの羽根を手にしている時は自分に正直にならなければならないとされています。そして、イーグルの羽根を誰かに贈る時、贈った者と贈られた者、両者に幸福がもたらされると信じられています。日本では、家紋や武具装飾などのモチーフとして、特に武家に好まれました。
イーグルのタトゥーデザインとしては、気高さ、権威、高潔、上昇といった意味を込めることが多いです。
チベタンスカルとはチベット密教の徳を積んだ高僧の頭蓋骨を、銀やトルコ石や珊瑚などで装飾した仏具です。
そこに聖水を入れて飲むことで、その魂や考えを受け継ぐという聖杯の役目をしていたと考えられています。
チベタンスカルは、その装飾の芸術性の高さからも、タトゥーのモチーフとして人気の高い絵柄です。
不動明王は厄難除災と煩悩を断ち切るとされている明王の一尊で、五大明王の中心となる明王でもあります。
密教における大日如来の化身であり、その恐ろしい忿怒の形相で如来の教えに背く者たちを調伏します。
そして背後に燃え盛っている大火焔でその煩悩を焼き尽くすと言われます。
特に日本伝統刺青でよく彫られるモチーフです。
不動明王の顔のみや全身を描くものや、龍にまたがったもの、不動明王が龍に変化して剣にからみついた「具利迦羅龍」もよく使われます。
牡丹の花は富貴の象徴とされ、「百花の王」や「花中の王」と呼ばれるたいへん華やかな花です。
牡丹は古くから着物を始め、漆器・陶磁器、家具、絵画などのモチーフで使われてきました。刺青やタトゥーのモチーフとしても人気があり、高貴、富貴、幸運、繁盛といった意味を込めることが多いです。
牡丹一輪を大きく描くタトゥーや獅子と牡丹を組み合わせたタトゥーもよく用いられます。
羽(フェザー)のタトゥーは、男女ともに人気があります。
自由、上昇、希望、勇気、幸運といった思いを込めることが多いです。また、ネイティブ・アメリカンの間で羽はシグナルやメッセージを表すものとされていて、タトゥーでは羽毛単体で彫ることや、悪夢を取り去ったり夢を叶えたりするとされるお守り「ドリームキャッチャー」とともに彫られることもあります。
羽のワンポイントタトゥーは柔らかく美しいので、さりげなく彫りやすいモチーフです。
トライバルタトゥーのうち、ポリネシアのものはデザイン性が特に高く人気で、現在では新しいジャンルのひとつとなっています。
元々は、自分の社会的ステータスを表したり、宗教的、呪術的意味合いも持っていました。ポリネシアントライバルは幾何学模様やラインを中心としてデザインされているものが多く、モチーフとしては、海、貝、亀の甲羅、鮫、太陽など自然界のものが多く使われます。
それぞれオリジナルにデフォルメされ、それぞれのデザインには異なる意味を込められる、個性的なタトゥーと言えます。
サソリは尻尾に毒針を持っている獰猛な動物。
相手を威嚇するときには尾を高く持ち上げる姿は勇ましく、男性、女性を問わず人気のあるタトゥーデザインのひとつです。凶暴なイメージを持つサソリを体に彫ることで、強さを身につけるといった意味でタトゥーを彫る方もいます。
エジプト神話では、生と死を操る女神イシスがサソリを使って自身の身を守ったことから、サソリは「守り神」といった意味で用いられました。
またサソリは気温が高く過酷な環境で生息していることもあり、タフの象徴としても好まれています。
ふくろうは古代ギリシャでは女神アテナの従者であり、「森の賢者」と呼ばれるなど知恵・英知の象徴とされてきました。また日本では、ふくろうを「不苦労」「福朗」などと書き、苦労を避け福を呼ぶ縁起の良い鳥としています。
北アメリカの先住民は、トーテムポールに翼を広げたふくろうや大きく目を開いたふくろうを彫っていましたが、これは危険察知能力の象徴であったからです。
また、エジプト文明ではふくろうが死者の世界とコンタクトを取れると信じられていたため、死からの守り神とされていました。
このような意味から、ふくろうとドクロを組み合わせたタトゥーもあります。
ナイフなどの刀剣類は、生死を決する運命的な道具としてとてもメッセージ性が強いモチーフで、特に男性から好まれています。
そのほか、正義、名誉、信条、破壊と創造といった意味も持っています。
ナイフ単独で彫る場合もあれば、炎、稲妻、ドクロ、ハートといったモチーフとも組み合わせやすく、組み合わせ次第でその意味合いも変わってくるので、アレンジしやすいタトゥーモチーフと言えます。
商売繁盛の縁起物とされている招き猫。右手を挙げているものは金運を招き、左手を挙げているものは人を招くとされています。
また、招き猫の色によって招くものが違うそうです。
・白:幸運 ・黒:厄除け ・金:金運 ・赤:病除け
・青:交通安全 ・ピンク:恋愛運
タトゥーデザインとしても、福を招くことにあやかって選ばれることが多く人気のあるモチーフです。色や共に描くモチーフによっていろんな願いが込められるモチーフと言えます。
蛇のタトゥーは日本に限らず海外でも古くから人気の根強いタトゥーモチーフです。
蛇は世界各地で、「神」や「神の化身」、「神の使い」として昔から崇められてきました。また蛇は脱皮と再生を繰り返すところから、不老不死や生まれ変わりの象徴として信仰されています。
古代エジプト文明では、蛇が自分の尾をくわえて輪になった形を、始まりも終わりもない完全なものの象徴としていて、タトゥーでもモチーフとして使われる事が多いです。
しなやかで細長い体を持っているので、他のモチーフに絡ませたりしてデザインするのもクールで人気があります。
ペアタトゥーは、カップルや想いを同じくする2人が彫るタトゥー。
まったく同じものをそれぞれ彫る場合や、ふたつのタトゥーが合わさってワンセットになり意味を成すものもあります。手をつなぎ合った時に2つのペアタトゥーが並ぶようにデザインするのも、共に歩んでいく雰囲気が感じられてとても素敵です。
タトゥーのモチーフとしては、愛を感じられるものや未来への希望を感じるものが多いです。
インフィニティーマーク(メビウスリング)は無限大を意味する英語で、8の字を横にしたような形をしています。終わりがないことを表すことから、永遠を願う際に用いられることが多いです。
タトゥーのデザインとしては、永遠を願うモチーフをインフィニティーマークのように配することが多いです。
インフィニティーマークをレタリングで彫るのも人気です。
コウモリは、西洋では黒魔術や悪魔といったものと結び付くイメージがあり、吸血鬼とセットされるなど、「悪魔の化身」として捉えられることが多いです。逆に東洋ではコウモリを良い動物とされています。
「5匹のコウモリが円状に描かれる図柄」は豊かな富のシンボルとして家具などに描かれて人気です。
タトゥーのモチーフとしては、リアルに描かれることもあれば、シルエットで描かれるものも人気です。
西洋でカラスは悪い前兆や不幸の警告を表すものとすることが多いです。
一方、中国と日本の神話でワタリガラスは、愛と献身のシンボルとして描いています。
またカラスは鳥類の中でも知能が高いこともあって、知性を象徴しています。タトゥーでは、英知、知性、秘密、守護者といった意味をこめてモチーフにすることがあります。
熊は森で食物連鎖の最上位に位置するほ乳類であることから、幸運の象徴とされている動物です。
また、アメリカ先住民やアイヌ民族ではヒグマを神の使いと考えていました。ギリシャ神話の狩猟・純潔の女神・アルテミスは大熊の化身で、北斗七星に名前を与えています。
熊のタトゥーは、圧倒的な力や大自然への賛美を込めてモチーフにすることが多いです。大きく描いた熊のタトゥーは迫力満点です。
トゥーフェイスとは2つの違った表情の顔を組み合わせたタトゥーのデザインです。
泣いているマスクと笑っているマスクなど、全く正反対の表情を組み合わせることで、人生は悲喜こもごもで、楽しいこともあれば悲しいこともあることを描いています。
ですがこの表情をしているのはお面であり、本当の自分は人生の浮き沈みに左右されない芯を持って生きるという決意を表したものなのです。
四葉のクローバーは数が少ないこともあって幸運の象徴とされています。
ですがそれだけではなく、上下左右に4つの葉を持つクローバーがキリスト教で重要なモチーフである十字架に見立てられることから結び付けて考えられます。さらに四葉の一枚一枚が、「faith(誠実)」、「hope(希望)」、「love(愛)」、「lucky(幸運)」を表し、4枚が合わさることで「genuine(真実)」を表すという伝説もあります。
このことから幸運の象徴としてタトゥーでも人気のモチーフです。
十字架(クロス)はイエス・キリストが磔にされて処刑される時に使われた、キリスト教で最も重要なモチーフです。
十字架に両手と両足首を杭で打ち込まれて処刑されたキリストは、墓に埋葬された3日後に復活を遂げたことから、十字架は「復活の象徴」とされています。
復活の象徴以外にもファッションとして取り入れられることも多いので、タトゥーでも男女共にたいへん人気です。
椿は日本が原産の、日本を代表する花木のひとつです。
中国ではオリエンタルなイメージをもたれています。
椿をタトゥーに用いる意味の一例として、情熱、深い愛、美徳などがあります。また、有名なオペラ「椿姫」で、主人公の高級娼婦がいつも椿の花を身につけていたことから、「罪を犯す女」という裏の花言葉も存在します。
昔から椿柄の着物も多数あるとおり、椿は日本では好まれるモチーフとなっており、タトゥーモチーフとしても人気で、特に和風のデザインによく合います。
達磨は中国の禅宗の開祖の達磨大師がモデルになっています。
達磨に足がないのは、達磨大師が壁に向かって9年間の間、座禅を行って悟りを開いたことに由来しています。願掛け達磨の場合、向かって右の眼を入れて願いを込め、願いが叶った際に左眼を書き入れます。
達磨のタトゥーには、我慢強く落ち着いて辛抱すれば願いが叶って大成するという思いを込めて彫るデザインとして人気があります。
幾何学模様(geometrical)は、三角形、四角形、ひし形、多角形、円形などを組み合わせた模様のことです。幾何学模様のタトゥー(ジオメトリックタトゥー)は新しいタトゥーとして人気が上がってきているモチーフです。
繊細でいて複雑な模様を描くことができるのでとっても特徴的で個性的なタトゥーのデザインが可能です。
パンサーとは豹のことですが、タトゥーのデザインではパンサーというとブラックパンサー(黒豹)を指すことが一般的です。パンサーはギリシャ神話では、抑圧されていた本能を解き放って、限界や抑制を超えることの象徴とされていました。
また、中央・南アメリカの古代文明ではパンサーは信仰の対象とされていて、皇族の権力や高貴さの象徴で用いられてきました。
アメリカントラディショナルタトゥーではパンサーは定番のデザインとなっています。
ティンカーベルは「ピーターパン」の物語に出てくる妖精です。ティンカーベルの妖精の粉を浴びて、信じる心を持てば空を飛べるとされています。
特に女性に人気のあるタトゥーモチーフで、このデザインを入れる場合は、ワンポイントなど小さめのサイズで入れるのが一般的です。また、シルエットで入れるのも可愛くて人気があります。
砂時計は時を示すと共に、細い首から通り抜けられる砂は少量であることから、人生を表しているとも言われます。
生命のサイクル、死、新たな始まり、均衡といった意味も持っています。
真ん中にくびれのあるカタチでデザイン性の高い砂時計は、タトゥーのモチーフとしてもとても映えます。
百合の花は母の花の象徴とされていて、母性的な意味合いを持っています。キリスト教では白い百合は純潔の象徴とされ、聖母マリアの象徴として描かれています。このこともあり、百合の花と十字架を組み合わせたタトゥーもよく用いられます。
また、タトゥーのモチーフでもよく使われる「フルール・ド・リス(百合の花)」は、「過去・現在・未来」や「生・死・再生」といった三位一体の考えの象徴とされています。
猫は古代エジプトでは蛇を退治してくれる神として信仰されていました。イタリアやアイルランドでは、黒猫は不吉な象徴ですが、イングランドでは漁師の守り神として信仰されています。
愛嬌があるけど自己中心的で気まぐれなところがある猫は、しばしば幻想的なイメージで描かれることもあり、タトゥーデザインでも人気です。
また、猫のシルエットタトゥーは、しなやかなボディーラインがわかりやすく可愛らしいので、特に女性に人気です